スーパーなどでみかけるスパイスコーナーたくさんの種類が並んでいます。
スパイスは、粉末状ではなく、ホール状もあります。
スパイスの特徴を知って、使いこなしてみたいと思いますか。
今回は、スパイスの女王と言われているカルダモンを取り上げます。
カルダモンの特徴や使い方をまとめましたので、ぜひお読みいただきスパイスライフの参考にしてくださいね。
カルダモン何に使う?
カルダモンは乾燥させたスパイスのため、手に入りやすいですし、健胃薬の働きもあります。
そもそものハーブ・スパイスは植物です。
植物の使い方は、食用や薬用で使うことができ、食品の保存や防腐のためにハーブ・スパイスが使われてきました。
このほかに、古代から植物を使った染色もあり、多様な色を生み出してきました。
祈りや儀式にも活用されてきました。
医薬品がない時代には、ハーブ・スパイスは薬草として病気の治療や予防に用いられてきました。昔から続く伝統的な自然療法は代替(だいたい)療法といいます。
自然療法が目指すところは、人が持っている自然治癒力を高めることです。
ハーブ・スパイスは形態によって、生のままをフレッシュ、乾燥したものをドライと言います。
ドライは乾燥させたハーブ・スパイスのことで長期保存が可能ですし、フレッシュよりも手に入れることが簡単にできます。
利用する部位による分類もあります。
蕾やめしべを利用する者、ひとつの植物で複数の部位を使うものもあります。
サフランは、めしべを使いますし、バニラはバニラビーンズの果実からとります。
食品の保存や防腐にも必要だったハーブ・スパイスの中で、カルダモンは、世界中で珍重されてきました。
胃腸薬を使うのもいいけれど、料理や飲み物に取り入れる方法がわかれば、食べ過ぎた後に実践ができます。
もっとカルダモンと仲良くなっていけるといいですね。
カルダモン効果は?
カルダモンの最大の効果は消化力を助けてくれるところです。
アーユルヴェーダの観点からみていきましょう。
アーユルヴェーダとはインドの伝統医学であり、世界の四大医療のひとつです。
緑色のさやの中の黒い種子にすっきりさわやかな芳香があります。
刺激作用やリフレッシュ作用があり、消化の火・アグニ※を燃えたたせて、胃と肺からカパ(滞り)を除去します。
学術名:Elettaria cardamomum
サンスクリット名:ニラ
植物和名:ショウガ科しょうずく
使用部位:種
ラサ:辛味、甘味
薬力源:熱性
消化後の味:辛味
ドーシャへの作用:V↓、K↓、過剰摂取でP↑
作用:興奮・刺激作用、去痰作用、駆風作用、健胃作用、発汗作用
主な適応症:疲労、風邪、咳、気管支炎、喘息、かすれ声、消化不良、情緒不安定
主要成分:精油d‐ボルネオ―ル、d‐カンフル、1.8シネオール、α及びβ-テルピネン、α及びβピネン
基本的な使い方:浸出液(沸騰させない)、粉末(100~500㎎)、牛乳を用いた浸出液
※アーユルヴェーダでは体や心の動きの基礎に働くエネルギーをドーシャといいます。
食物がどのように体に影響するかはドーシャのバランスによるとされています。
特にドーシャのバランスを崩すとアグニ=消化の火が不安定になります。インドの医食同源にもとづく、お手軽レシピ アーユルヴェーダカフェ 地球丸からだブックスより抜粋 地球丸
ハーブ・スパイスの一般的な働きについ説明しておきます。
冒頭にお伝えした効果ですが、食べた人全員に同じように働きかける訳ではないことを知っておいてください。
〇老化を進める細胞の酸化をおさえる働き
〇心身の状態をバランスよく保とうと調節する
〇病原菌などから身を守ろうとするはたらき
〇炎症や痛みを和らげたり、筋肉の緊張をほぐしたりするはたらき
〇ビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養素を供給するはたらき
このほか、消化の機能を高めたり、気分を明るくしたり、抑うつを軽減するなど、さまざまな働きがあります。
ハーブ・スパイスに含まれる多様な成分を効率よく利用するには、性質にあったとり入れ方を選ぶのが大切です。
効果を知っておけば、老化を進めることを抑えたり、病原菌から身を守ったりもできますが、その条件として、誰にでも一律に作用が働くとは限らないことも忘れずに。
アーユルヴェーダの視点でも、カルダモンは「消化」をサポートしてくれるスパイスだとわかりますね。
どのような時にカルダモンが使えるかみてみましょう。
疲労回復や風邪をひきそうなときにも取り入れてみたいですね。
医薬品ではありませんので、食事や飲み物に活用してみてもいいと思います。
会食が続いた時には、消化力のバランスがくずれる可能性もあるため、カルダモンを思い出してくださいね。
このほかに、作用としては、去痰もあれば循環促進もあり、消化促進、神経強壮もあります。
全身の循環がよくなり、消化力のサポートがあって、気持ちも強く持てることになりそうです。
胃腸が弱って、風邪をひきそうと心配な時にカルダモンを思い出してくださいね。
その香りは?
カルダモンはショウガ科の仲間ですから、スキッとした香りで心地よい刺激と明るさを与えてくれます。
カルダモンはハーブ・スパイスだけではなく精油もありますので、精油の特徴もお伝えします。
その香りは、心地よい刺激と明るさを与えてくれます。
集中力をアップさせたい時やリラックスしたい時にお勧めです。
カルダモンは、紀元前から活用されていたと言われています。
スパイスとして食用活用のほか、チャイなどの飲料、中医学やアーユルヴェーダ伝統医学等の伝統医学では生薬(しょうやく)として広範囲で活用されていました。
紀元前4世紀にはギリシャの医師たちが活用していました。
緊張からの回復のサポートや神経系全般に強壮効果があります。
ちょっと元気になりたい時、前向きな気持ちになりたい時にお勧めです。
カルダモンレシピ
カルダモンは飲み物としての使い方をお伝えします。
インドをはじめ北欧、中東、エジプトなどで広く愛用されてきました。
元気が出るのでおススメです。
飲み物としてチャイ(またはマサラティー)の作り方をお伝えします。
ハーブやスパイスを牛乳や紅茶で煮だした飲み物になります。
マサラとは、ヒンディー語で複数のハーブ・スパイスを混ぜたものになります。
チャイ
レシピ2杯分
材料)
カルダモン(ホール)2粒、クローブ(ホール)2粒、ブラックペッパー(ホール)4粒
シナモン(スティック)1本、ジンジャー(生・スライス)2枚、水100ml
紅茶(茶葉)小さじ3、牛乳200ml、砂糖大さじ2作り方)
①カルダモン、クローブ、ペッパーは軽くつぶします。
鍋に水、スパイスを入れて火にかけます。
沸騰したら、茶葉を入れ、弱火で1分ほど煮だします。
②上の①に牛乳と砂糖を入れ、沸騰したらすぐに火を止め。に濾しを使ってカップに注ぎ入れます。公式テキスト ハーブ&ライフ検定テキスト NPO法人日本メディカル協会検定委員会監修 抜粋
ほっとしたい時、またひと息つきたい時にチャイはお勧めです。
疲れた時に元気を出すのに甘くてスパイシーなチャイがピッタリします。
どこのブランドいいかという点は、S&B、ハウス、GABA、VOX ORGANIⅭS spiceなどがあります。
ぜひ、自分好みのドライのハーブ・スパイスと出会ってみてください。
スパイスの女王?
カルダモンは「スパイスの女王」と呼ばれ、世界各地で珍重されています。
スパイスの女王であるカルダモンは、料理に使います。
それでは、スパイスの女王と呼ばれる理由をみてみましょう。
カルダモンはショウガ科に属しており、産地はインド、スリランカ、マレー半島です。
使用部位は果実になります。
果実の中に種子が入っています。インドをはじめ北欧、中東、エジプトなどで広く愛用されています。
古くから香辛料や芳香性健胃薬として珍重されてきました。
インドではカレーやガラムマサラに多用され、アーユルヴェーダでは最も安全な消化促進剤とされています。
北欧ではケーキやパンに、日本ではカレー粉の主原料にも使われます。ハーブ&ライフ検定テキスト公式テスト 特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会検定委員会 抜粋
カレー、ケーキやパン、飲み物、カレー粉の原料にも使われるカルダモンはインドの伝統医療のアーユルヴェーダでは、軽い消化促進剤として取り入れるには最適です。
香りでも、効用でも元気になれるからぜひお試しくださいね。
生薬(しょうやく)なの?
生薬名を「小豆蔲」(ショウズク)、スパイス名はカルダモンといいます。
粉末上で売られているので、この果実の状態で見ることはめったにありませんが、歴史上でも生薬として活用されていたり、強壮作用をもつカルダモンです。
その香りは、ぎゅうと硬くなったカラダやこころがふわーっと緩んでいきます。
スパイスでも精油でもよいので、カルダモンの香りを取り入れてみてくださいね。

コメント