明治・大正期の日本の作家に影響を与えたフランス人作家がいます。
日常の市民の生活に見られる喜怒哀楽を限られた紙面の中で鮮やかに描き出した作風で知られています。
当時、影響を受けた日本人作家とは、国木田独歩、田山花袋、永井荷風などと言われています。
その作家の名前は、ギィ・ド・モーパッサンです。
モーパッサンの魅力、作品、名言、そして映画化された作品などを取り上げます。
モーパッサンの代表作とは?
モーパッサンの代表作とは、長編小説の「女の一生」といえます。
短編も中編も長編も書いています。
モーパッサンは役所勤めを退き、文筆活動に専念しました。
『ゴーロワ』紙において、はじめに『パリのあるブルジョアの日曜日』連作を発表した後、もっぱらジャーナリストとしてクロニック(時評文)を執筆しました。また、ジャーナリストとして
作家デビューは、「脂肪の塊」という中編小説でした。
その後、女の一生を書きました。
1804年のナポレオン法典でも女性は参政権はおろか、財産や離婚の自由もなく、従属的な立場に置かれていました。
モーパッサン女の一生とは?
二人の女性の対照的な姿は、私たちが人生の苦難にどう向き合うべきかを明示しています。
主人公のジャンヌは非常に受動的な人物です。
運命を自分の外側にあるものと捉え、「不運だった」と嘆きます。
幸福が外部から与えられるのを待ち続け、それが得られないと、その責任を「神に見放されたこと」へと転嫁します。
女中のロザリは、能動的な人物として描かれています。
「パンのために働かなくてはならない」という切実な現実を真っ向から引き受け、毎朝6時に起きて働きます。
自分の人生の責任を、自分の肩に背負う強さを持った人物として描かれています。
ジャンヌは、かつての侍女ロザリに支えられながら、その孫を抱いて新たな一歩を踏み出します。
モーパッサン女の一生あらすじは?
モーパッサンの名言とは?
彼が遺した言葉には、悲観主義の裏側にある、生きることへの強靭な執念が宿っています。
途中で投げ出す、漫然と流される、改善しながら、しなやかに続けるという道です。
彼自身、精神を病み自殺未遂を図りながらも、死の直前まで300篇もの短編を書き続けました。
現実を凝視し、絶望を「表現」へと昇華させ続ける情熱。その試行錯誤の継続こそが、逆境という暗闇を突破する最大の武器となるのです。
人生の正体とは、劇的な勝利などではなく、悲しみも喜びも淡々と飲み込みながら続いていく、日々の集積そのものです。
フランス映画女の一生とは?
フランスの文豪ギイ・ド・モーパッサン原作による「女の一生」を忠実に映画化した作品です。
監督は「ティエリー・トグルドーの憂鬱」「母の身終い」のステファヌ・ブリゼです。
主演は「カミーユ、恋はふたたび」のジュディット・シュムラです。
セザール賞主演女優賞にノミネートされました。
モーパッサンとは?
(1850-1893)モーパッサンは、フランス生れの小説家です。
母親の実兄の親友であるフローベールに師事し、創作の指導を受けました。
1880年普仏戦争を扱った中編『脂肪の塊』で作家としての地位を確立しました。
以後10年間で『女の一生』等の長編を6作と『テリエ館』「月光」「オルラ」等の中短編を300余次々に発表しました。
1892年自殺を図り、翌年パリの精神病院で生涯を閉じました。

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