エヴィアン、どこ?体の半分は水?ただの水なのに?アクアプログラム

あなたが好きな水の銘柄水は何ですか。
日本産もあれば、海外産の水もありますね。
今回、お伝えする水の話は、単にペットボトルに入っている水のご紹介というよりは、人間にとっての水の存在について、あるブランドが提供する健康プログラムを含めてお伝えします。

いのちにとって大切な水、じっくり知ろう

エヴィアン、体の半分は水?

2025年の夏も暑かったので水は手離せなかったですね。
熱中症予防には水分補給が欠かせませんが、なぜ、自分にとっての水分補給が必須なのか知っていますか。
体と水の関係をご紹介します。

私たちの体の中でもっとも多いのは水分です。
成人男性の場合、全体の約60%、成人女性であれば約55%を占めています。
筋肉や骨、内臓などをのぞいて半分以上が水分だということです。

体重60kgの男性では、約36Lが水分で、そのうち約3分の2が体のさまざまな細胞内に、約3分の1が血液や細胞外液として存在します。
(※成人女性で約55%程度、新生児で約80%、高齢者の場合50~55%)

体内にある水分は、栄養分や老廃物を血液中に溶かし運びます。
老廃物は血液に溶けた状態で腎臓に運搬され、ろ過され尿とし排出することで血液成分濃度を一定にしています。
また、体内で起こる様々な化学反応は水に溶けた状態で進行することで細胞活動を維持し、体温を調節します。

人の体温が常に37度程度に保たれるのは、水が温まりにくく冷めにくいということに起因します。
運動などで体温が上昇すると、汗をかき、体表面で蒸発するときに熱を奪うことで体温を維持します。
カラダの中で腎臓に運搬された尿などのろ過量は1日当たり約180L、体内の水分の5倍量で、この水分が約1.5L程度まで濃縮され最終的な尿となり排出されます。

千葉県営水道サイト

私たちの体は約60%が水分でできていると確認すると驚きます。
そして、水分があることで私たちの体はととのえられていきます。

運動をして体温があがれば、汗をかきます。
汗が体表面で蒸発すると体温が調節されます。
体内の水分が栄養分や老廃物を血液中に溶かして運び、老廃物は腎臓を経由して尿となって排出されます。

熱中症予防に水を飲むという知識だけでは不足です。
栄養や老廃物も水に溶かして運んでくれて、体の中をキレイにするのも水のおかげ。
水のおかげで、健康維持ができているということになります。
自分の体を大切にするために水分が必須だと意識しておきたいですね。

 

エヴィアン、ただの水なのに

エヴィアンは、フランスに本拠地を置く食品多国籍企業が保有するミネラルウォーターのブランドです。
フランスのエヴィアン近郊、レマン湖にあるカシャ水源で採取されています。

この水源は、モンブランの氷河や雪解け水が地中深く浸透し、長い年月をかけてレマン湖畔に湧き出した水であると言われています。

レマン湖畔に湧きだしたカシャ水源は1926年にフランス政府によって「公益」と認定され、現在では旧市庁舎の裏手にあり、誰でも自由に水を汲むことができます。
エビアンの街では、地元の人々もポリタンクを持って水を汲みに来るほど人気のスポットです。
市販されているエビアン水は、カシャ水源から少し離れた場所にある工場の敷地内の井戸から採水されたものがボトリングされています。

この食品多国籍企業は、水源を守ることに深くコミットしてくれています。
それは、自然の恵み以上の採水を決しておこないませんという宣言にあります。

同企業は、エビアン・レ・バン地域の水資源を保護し、持続可能な農業活動を促進するために、25年以上前に他の13の自治体と共同で、エビアンスプリングウォーターインプルビウム(APIEME)保護協会を設立しました。
それ以来、地域コミュニティと協力して、地域の発展だけではなく、私たちの水資源の健全で持続可能な未来のための努力を続けているのです。

環境だけでなく、水の生態系に継続的に投資し、水資源の管理と保護に関する科学的理解を深めています。
エビアンのボトリング工場では、水源と水循環を大切にするために、水文地質学者で形成される専門チームが活躍しています。
このチームは、帯水層(地下水源)が定期的に補給されていることを確認するためにサンプルを収集しています。
さらに、将来の水文学者を育成するためにWater Institute by evianを設立しました。
エビアンサイトより抜粋

以前にこの取り組みを企業の方から、直に聴いたことがあります。
販売する水の質を維持・確保のために、水の生態系に投資していることに驚きました。
周辺に化学物質を流す企業がないかどうか、厳しいチェック機能が働いています。
そのために生態系まで管理が必要だということ。
企業としては、当然の取組ですが、消費する側からすると安全管理がしっかりとなされているということになりますね。

天然水とイメージをアピールするだけではなく、水源の維持管理のために何をしているか調べた方がいいと思いました。

そして、自分の体の水の存在と役割、働きを大事にしたいと考えます。

 

エヴィアン、アクアプログラム

フランスのレマン湖畔エヴィアンは、自然の恩恵を楽しめる観光地です。
水、リラクゼーション、ゴルフ、スポーツなど、人口1万人の水の都では様々なアクティビティを楽しむことができます。

エヴィアンリゾートは19ヘクタールの広大な敷地に、ホテルとスパ、そしてレマン湖とアルプス山脈を見晴らすゴルフ場を備えています。
ミネラルを含んだ水、テルマリズムを用いたエヴィアンのリラクゼーション。世界的に余りにも有名なエヴィアンの水の力によるものです。

エヴィアンの提供するリラクゼーションは、特に何に基づいているのかは調べませんでしたが、実は自然療法のひとつとして水療法を提唱した人材がいました。
それが、クナイプ神父です。
現在でも、クナイプ療法としてバスソルトを買うことができます。

 

19世紀に活躍したドイツのクナイプ神父が確立した自然療法の中に水療法があります。
この自然療法は予防医学的な効果があると評価され、日本でも森林セラピーなどのモデルとなっています。
ヨーロッパ全体に普及している自然療法はいろいろな場所で様々な形で提供されています。

参考までに、クナイプ神父による水療法の内容をお伝えします。
水療法は、水の物理的、化学的作用によってヒトの血液循環や体温調節、新陳代謝といった基本的な機能を調節し、自然治癒力の
を活性化する療法です。
具体的には注水(ホースなどで水を灌ぐこと)、水中歩行、湿布、摩擦、蒸気浴、入浴などの方法があり、クナイプ療法の特徴的な柱となっています。
メディカルハーブハーバルセラピストコース・テキストより抜粋

 

エヴィアンのスパではボディケアなどが体験できます。
実は、個人的にフランスのエヴィアンでアクアプログラムを受けた経験があります。
ボディケアの予約はできませんでしたが、アクアビクス体験は申込ができました。

まずは、水着と帽子を借りて着替えてからプールへ行きます。
プールは足がつかない深さで、ドキドキでした。
インストラクターの指導によって、水の中でエクササイズをしました。
水の抵抗を受けながらのエクササイズは息が上がるほどです。
水の中にいる心地よさを感じながらのプログラムでした。

ボトルに入ったミネラルウォーターから始まったいのちにとって大切な水の存在を知る旅をした気分です。
人間にとって、生きる上で欠かせない水
体の半分が水に占められている人間

その水は氷河や雪解け水が地中深くに浸透して長い年月をかけて、私たちの手元にやってくるという事実。
水源を守ることも必要。
そして、その水は誰もが自由に汲めるのです。

体の半分が水分でできている私たちの健康を維持するためにも欠かせない水。
時には、セラピーとしての役割も持っています。

いのちにとって大切な水、じっくり知ろう

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