モンテーニュ、名言は、思想は、エセー、まとめ

生きていくうえで、立ち止まってしまう時があります。
このままでいいかな、という時に励ましてくれたり、納得できる名言があるといいですね。
今回は、名言をたくさん残しているモンテーニュについてお伝えします。
モンテーニュは、16世紀のフランスを代表する哲学者。
人間を洞察し、生き方の探求を続けました。
モンテーニュの著書エセーはエッセーの素ともなっていると言われています。

 

モンテーニュ、名言は

モンテーニュの名言のひとつに「クセジュ?(Que sais-je?)」があります。
「私は何を知っているだろうか」という意味するフランス語であり、モンテーニュ自身が常に自問したとされる言葉です。

「いつかできることはすべて、今日もできる」

これは、やらなければならないことを先延ばしにしがちな時にこの言葉は、響きます。

先延ばしても、いつかやらなければなくなります。
逆に後回しにしたことが山積みになった時に、焦ります。
だったら、やるべきことは今やろうと決めて行動してみましょう。
モンテーニュは、今できることを後でやろうとしないで今すぐにやるべきと説いています。

このようにやるべきことを今やると心がけると、やるべきことを溜めてしまわずにたいへんな思いをすることなく。心地よい生活が送れることを示唆してくれています。

 

「もしも私が再びこの人生をくりかえさなねばならないとしたら、私のすごしてきた生活を再びすごしたい。過去を悔やまず、未来も怖れもしないから」

過去を悔いず、未来を恐れないというメッセージに意志の強さを感じます。
それでは、過去を悔いず、未来を恐れないというのはどういうことでしょうか。
過去や未来にしばられずに、今を生きる姿勢を感じます。

別の言い方をすれば、現在の人生を満足しているということであるし、過去の出来事を後悔もなく、未来を不安に思うこともない、ありのままの人生を受け入れている状態です。

今の人生を精いっぱい生きていれば、その生き方を繰り返すことで望む人生となることへ向かっています。

 

「他人のために暮らすのはもうたくさんだ。
せめて、このわずかな余生を、
みずからのために生きようではないか」

誰しも、他人のために尽くすことをします。
でも、十分に尽くしたと感じたら、これからは残された人生を自分のために生きたいという強い意志を感じます。
自分の人生の主導権を自分で取り戻し、自分自身の幸福や自己実現を追求する決意でもあります。
他人の目を気にしない生き方の転換を意味します。

人生の主体性の回復を目指す意味もあります。
自分自身のために生きることは誰も変わることができない自分自身を生きることは自分勝手ではないです。
他人の目を気にせずに、心が望む生き方をしてよいという意味はそれぞれの人生をリスペクトすることでもあります。
「健康は実に貴重なものである。
これこそが人がその追求のために
単に時間のみならず、汗や労力や財宝をも
否、生命さえも捧げるに値する唯一のものである」

これは言葉通りに、健康は大変貴重なものであること、財産よりも大切なのが健康であるということになります。
この価値に気が付けば、健康維持ができると思われます。

 

モンテーニュ、思想は

モンテーニュの哲学者としての考えは、「懐疑主義」と「寛容の精神」で成り立っています。

独断的な思考を避けながら真理を追い求めたモンテーニュ。
懐疑主義・懐疑論者と言われます。
この思想は、哲学者としてだけでなく、人としても謙虚な姿勢につながっています。

モンテーニュは、宗教戦争に代表される数々の戦争や残虐的な行為は、人々の偏見や度量の狭さが成したものだと批判します。
独断的な思考に陥らないためにも、寛容の精神こそが必要であると説いたのです。

 

モンテーニュ、エセー

モンテーニュの『エセー抄(エセー)』は、自らの経験や古典からの引用をもとにした随筆による構成が特徴で、「人間」を率直に記すことを目的とした一冊です。

フランス語の「エセー(Essais)」とは、「試み」や「企て」という意味の言葉です。
このモンテーニュの『エセー抄(エセー)』によって、「特定の話題に関する主観的な短い文章」を「エッセイ」と呼ぶようになったとされています。

また、その引用の特徴がみられます。
「エセー抄」は、聖書からの引用が少ないのも特徴のひとつです。
また、プラトンやアリストテレスなどの古典・古代文献からの引用が多く用いられています。

聖書からの引用が少ないという背景にあるのが、宗教戦争です。
カトリックとプロテスタントの両者に人脈を持っていたモンテーニュは、間に立つ身として、人間の愚かさや醜さを痛感していました。
自分が正しいと思い込み、相手を認めようとしないことこそが悪習と感じていたようです。

 

モンテーニュ、まとめ

モンテーニュはフランスを代表する哲学者のひとりで、16世紀のルネサンス期に活躍した人物です。
ヨーロッパ史では欠かせない「宗教戦争(ユグノー戦争)」においては、カトリックとプロテスタントの間に立った経験から、独断に陥らず、互いを認める寛容な精神こそが人間には必要だと説きました。
人の愚かさを知りつくしたモンテーニュだからこその主張だったのではないでしょうか。

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