宮澤賢治記念館、アクセス、営業時間、所要時間、みどころ

みなさんが励まされる言葉とはどのようなものがありますか。
有名人の場合もあれば、経営者のスピーチもあるし、小説などもあります。
その中で、岩手県出身の童話作家である宮沢賢治の言葉を取り上げます。
どこかで耳にしたことはないですか。
雨二モマケズ、風二モマケズ、雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ、丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク、決シテ瞋ラズ、イツモシヅカニワラッテヰル

他者を思いやる、他者に尽くす生き方を大事にする

宮澤賢治記念館

宮沢賢治は1896年(明治29年)8月27日、稗貫郡花巻川口町(現花巻市豊沢町)にて質・古着商を営む宮沢政次郎とイチの長男として生まれました。

詩人、童話作家、教師、科学者、宗教家など多彩な顔を持つ一方、1926年(大正15年)には農民の生活向上を目指して農業指導を実践するために羅須地人協会を設立。

多方面で活動を行いますが、無理がたたり病に倒れ、1933年(昭和8年)9月21日、37歳の若さでこの世を去りました。
生涯で多くの短歌や詩、童話などの作品を遺しており、現在では国内、国外を問わず親しまれていますが、生前に刊行された著書は2冊だけでした。

昭和57年(1982年)に、ゆかりの地、花巻市胡四王山に開館した宮沢賢治記念館。
多彩なジャンルに及ぶ宮沢賢治の世界との出会いの施設です。
スクリーン映像や関係資料を5分野に分類し、解説と作品に至る創作過程、これまでの研究成果などを展示紹介します。

イーハトーブ※の世界を宮沢賢治記念館で味わうのに最適な場所です。

※イーハトーブとは
イーハトーブとは、宮沢賢治による造語で賢治の心象世界にある理想郷を指す言葉です。

宮澤賢治記念館、アクセス

郵便番号:025-0011
住所:花巻市矢沢第1地割1番36
電話:0198-31-2319
駐車場は普通車40台分、バス7台分
利用料金は無料

アクセス
公共交通機関と車(タクシー・レンタカー)を使った場合

  • 東北新幹線、JR釜石線 新花巻駅より2キロメートル、車で3分
  • JR東北本線、釜石線 花巻駅より8キロメートル、車で15分

公共交通機関と徒歩の場合

新花巻駅から徒歩で20分

公共交通機関と地元のバスを使った場合

  • 花巻駅から土沢線土沢行バス宮沢賢治記念館口下車、上り坂を徒歩15分
  • 新花巻駅から土沢線イトーヨーカドー行バス宮沢賢治記念館口下車、上り坂を徒歩15分
    花巻市コミュニティバスは士沢線を使う

自家用車やレンタカーを使った場合

  • 東北自動車道花巻インターチェンジより約9キロメートル、車で20分
  • 東北自動車道花巻南インターチェンジより約9キロメートル、車で20分
  • 釜石自動車道花巻空港インターチェンジより約5キロメートル、車で10分

飛行機を使った場合

  • いわて花巻空港より約6キロメートル、車で15分

宮澤賢治記念館、営業時間

午前8時30分から午後5時まで
(午後4時30分までにご入館ください)

休館日

12月28日から1月1日まで(年末年始のみ休館)

宮澤賢治記念館、所要時間

所要時間は45分
常設展示室、特別展示室、多目的ルーム、賢治サロン、展望ラウンジ、事務室、喫茶コーナ収蔵庫

常設展示コーナー

宮沢賢治の心象世界
宮沢賢治の作品世界
宮沢賢治のフィールド

特別展示室

宮沢賢治研究の発表等、より深く宮沢賢治についての展示を行う空間。
今後、さまざまな企画展の開催が予想できます。

展望ラウンジ

花巻市内を展望する憩のスペース。
胡四王山からの展望を賢治と共有できる場所です。

賢治サロン

賢治と花巻の年表を展示するほか、情報探索コーナーでは映像や音楽ライブラリーをご覧いただけます。

宮澤賢治記念館、みどころ

常設展示コーナーでは、宮沢賢治の作品や人生観を知るのをお勧めします。

宮澤賢治は「童話作家」として知られています。
実際の宮澤賢治は、農業で生計を立てていました。

その他、彼は法華経を強く信仰し、趣味の点ではチェロを弾くのが好きだったりと、多彩な側面を持っていました。
だから、常設展示コーナーに「宮沢賢治の心象世界」「宮沢賢治の作品世界」「宮沢賢治のフィールド」の3つのコーナーがあるのです。
ここでは、宮沢賢治のすべてを余すことなく紹介しているそうです。

さらに、宮沢賢治の愛用品や自筆原稿の展示もあります。
花巻にまつわる地理・歴史的史料も展示してあります。
ファンでなくても楽しめる内容です。

展望ラウンジでは、宮沢賢治も見ていた風景を眺めることができます。
その理由は、宮沢賢治記念館が小山の頂上付近にあり、花巻市を一望できるからです。

春の新緑、秋の紅葉と季節ごとに様子が変わる山々が訪れた人を迎えてくれます。
眼下に広がる雄大な景色は一見の価値ありです。
宮澤賢治も見ていたであろう奥羽山脈や北上川の風景をお楽しみください。

 

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