賀十つばさ 本は?夜ドラ?バニラの香り?菓子だけ?

テレビドラマにはまる時ってありませんか。
主人公が推しの俳優とか、原作が好きな作家とか、それが夜どらのバニラな毎日でした。原作は賀十つばさ 聞きなれない作家でした。
なぜ、はまったのかは、主演俳優が好きだったのですが、あの甘い誘惑の香りであるバニラがタイトル、そしてフランス菓子がでてきそうなので、スイーツ好きとして外せなかったです。
夜どらは、とても面白くて、思わず原作本も手に入れました。
読んでみて、手作りをしてみたくなったんですね。
手作りをすることで満たされたくなりました。

スイーツ作りを続けて手に入るものは、
毎日を好きなもので満たして生きるだけ。

いやいや思って働くよりも、好きな仕事をすればいい。人生は一度だけ、日々が充実していればいい。

賀十つばさ 本は?

賀十つばさ、名字の漢字はどう読むのかと検索してみたら出てきました。
賀十=かとうと読むそうです。
本の著書紹介によれば、東京生まれ、文化学院卒業。番組構成、どらま脚本などを執筆。
国産小麦を使った体によい菓子や天然酵母パンのレシピを研究。

著書は、「バニラの毎日」「バニラなバカンス」「ドゥリトル先生のブックカフェ」「雑草姫のレストラン」「今日からお料理はじめました」
タイトルは、すべて食べ物や食べる場所が入っています。
食へのこだわりがうかがうことができます。

彼女の著書は、経歴にもあるように食べ物にまつわるストーリーが多いです。
夜ドラの原作になっている「バニラの毎日」「バニラなバカンス」を読むと、フランス菓子を作ってみたい気分になります。

ガレット・ブルトンヌ
ブルターニュ地方の焼き菓子、厚めのビスケット、発酵バターを使っています。
フォークでシンプルな模様をつけただけの厚さは1センチ、金色の満月のようなバタークッキー。
口に入れるとバターの存在がなんとも香ばしい香りとなって戻ってきて口と鼻腔いっぱいに広がる。
姿は見えないのに、バターを食べているような菓子であるところが素晴らしい。

主人公はフランス菓子をつきつめたくて、フランスへ勉強に行きました。
満を持して、店舗を持ったけれど、結局閉店に追い込まれました。

夜ドラにとどまらず、原作本を買ってしまったのは、夜ドラに描かれていない部分も知りたくなったからです。
彼女は、国産小麦を使った体によい菓子や天然酵母パンのレシピを研究しているだけのことはあり、さまざまなフランスの菓子が紹介されています。
読んでいるだけで、幸せな気持ちになれるのと、自分でも作ってみたくなるから不思議。
読んでいくうちに、何だか作れそうな気持になるから不思議。最初の章に出てくるガレット・ブルトンヌというクッキーは、大手のスーパーだったら手に入ります。
直前に流行った発酵バターを使っているため、1枚だけ食べて終わらないこともあります。
スイーツの喜びは、見た目、味、そして香りも大切ですね。
本を読んでいると、想像力が働くからとても心が沸き立つ本です。

賀十つばさ 夜ドラ?

夜ドラに出演している俳優さんが好きだから観たという理由は本当です。

主人公の蓮佛美沙子さんは、別の夜ドラで大奥という作品に出ていた時の演技がよくてファンになりました。
もう一人は、永作博美さん、この俳優さんもひょうひょうとした演技が印象に残る方です。

主人公はパティシェなので、蓮佛美沙子さんはおそらく勉強したと思います。
監督たちからは、吹き替えをつかえばいいと言われていたそうです。
でも、撮影に入る前から、約1ヶ月半ほど、自主練をしたといいます。
そうでなければ、お菓子作りのシーンはあそこまでリアリティーがでてくるとは思いません。
俳優さんって、すごいですね。

木戸大聖という俳優さんも役としてとてもよかったです。
海のはじまりというドラマに出演をして弟役がしっくりときていました。
ナイーブな役柄がぴったりでした。

夜ドラのおかげで、原作を読みたくなりました。それは、俳優の演技によるものでした。
原作を読んだことで、お菓子作りには魔力があると感じたのです。

賀十つばさ バニラの香り?

賀十つばさの本のタイトルであり、夜ドラのタイトルにも使われているバニラ。
プリン等のスイーツの香りづけに使われているバニラ

バニラ(Vanilla)とは、ラン科バニラ属、学名はVanilla planifolia、さや果かた採れる香辛料。
日本ではバニラビーンズの名でも親しまれ、甘く豊かな香りが特徴で菓子の香りづけによく使用されるスパイスである。
その甘い芳香成分を抽出したものはバニラ香料とも呼ばれる。

バニラの主要3種が世界各地で栽培されている。
メキシコや中央アメリカ北西部で発見された原種からの派生である。
レユニオン島やマダガスカルほかインド洋沿岸の熱帯地域では、V.planifoliaが栽培されている。
南太平洋ではVanilla tahitensisが栽培されている。
もう1種のVanilla pomponaは西インド諸島や中南米で発見された。
世界のバニラの大半はVanilla planifolia種で、一般に「ブルボンバニラ」(レユニオン島の旧名。イルブルボンにちなむ)または「マダガスカルバニラ」として知られており、マダガスカルとインド洋南西域にある近隣の島々およびインドネシアで生産されている。
マダガスカルとインドネシアの栽培が、世界のバニラ供給量の2/3を生産している。

バニラはサフランに次ぐ2番目に高価な香辛料で、バニラ種子の栽培には多くの人でが必要(労働集約型)である。
それにもかかわらず、バニラは商業用でも家庭でも菓子作りや香水製造やアロマセラピーで広く使用されている。

香料の世界では、人気が高いバニラ。

香水製造であれば、バニラビーンズはかなり高価だが、香りが強いため、約0.1~0.2の比率で用いても、十分に個性を際立たせます。
バニラを含む香水は、
・ゴルチエ2/ジャンポールゴルチエ2005
・ランスタンマジ―/ゲラン2007
・ディヴィーヌ/ディヴィーヌ2006
・ハバニタ/モリナール1921
・ヴァヴィラ ヴァリアツイオーニアクア330/エミリオ ブッチ2009
・バニーユ アンタンス/パトリシア ド ニコライ2008

アロマセラピーの分野でも最近では、バニラは販売されています。
バニラの香りをかいだ人が包まれるような温かさと優しさを感じます。スイーツの香りでもこのような気持ちになります。
実は、精油ではなく、バニラの子ほうから抽出された抽出物です。
バニラの香り成分の主な作用には、抗うつ作用、抗酸化作用、高揚作用、睡眠促進作用、鎮静作用があります。
心身をゆったりさせて、幸福を感じさせてくれます。
作用から類推しても、バニラの香りは落ち込んだ時に回復させてくれたり、緊張を解いてぐっすり眠るために使ってもよいでしょう。
不安な気持ちを落ち着かせてくれる時にも使ってもいいですね。

スイーツだけではなく、アロマセラピーとしてもぜひバニラの香りを使ってみてはいかがでしょうか。

 

賀十つばさ 菓子だけ?

タイトルにバニラの香りが入っていて、小説の中身もフランスの菓子があります。
国産小麦を使った体によい菓子や天然酵母パンのレシピを研究をしているだけのことはあります。

主人公は、フランス菓子作りを追求したくて、フランスへ留学までして技術を取得していきます。
店舗を借りてケーキ屋を始めた主人公。
ところが、味と質を追求しすぎて、閉店に追い込まれてしまいました。
次の借り手が表れるまでという条件で、料理教室の会場として貸し出すことになりました。
料理教室に通ってくる人たちは、借り手の女性の親類がやっているカウンセリングルームに通っています。
会社に行けない人たち向けの料理教室。
癒しの料理教室。

主人公は、事故により右手が使えないアクシデントに見舞われます。
右手が使えない主人公が唯一作れたのが、バニラを使ったアイスクリーム。
そのバニラアイスクリームを食べて、フランス人男性に声をかけられました。
「あなたの人生にとって、今はバカンス。バニラと同じく、必要なんだよ」
「バニラなバカンス」

一度は、ケーキ屋の経営に失敗した主人公。
貸店舗として、次の借り手が見つかるまでのつなぎとして、料理教室の会場として貸し出します。
さらに、料理教室を運営する女性のサポート役として、スイーツ作りの講師まで勤めます。
はじめてスイーツを作る生徒さんたちは、主人公の指導と料理教室を運営する女性の叱咤激励とを受けて、スイーツをつくりながら、自分自身を見つめ直す機会となります。
会社に行けない人が立ち直って、少しずつ自分らしい人生を送り始める物語。

 

私自身も料理教室に行くのが大好きです。
それぞれの食材を切ったり、煮たり炒めたりする時間が楽しいのです。

食材に触れる、その触感がいのちを感じられるから。
洗ったり、刻んだりすれば、香りにも包まれる。

煮たり焼いたり炒めれば、食材のはじける音が聞こえるし、パチパチ跳ねる音もする。
やがて、香りがただよい、包まれる。

さらに盛り付ければ、見た目も満足する。
思わず記録写真というよりもアート写真を撮る気分になる。

単なる菓子だけではない。
触れて、かいで、見て、食べて、聞く。
まさに五感を使って楽しめる。
五感が刺激される。

料理・調理には五感を刺激して、生きることへ積極的に一歩を踏み出す勇気がもらえると感じます。

そう感じるのであれば、作品の中に出てくる会社に行けないとか、人とうまくコミュニケーションが取れない人たちも五感が刺激されて、食材や料理、菓子から生きる力をもらっているのではないでしょうか。

冒頭に書いたこと。

スイーツ作りを続けて手に入るものは、
毎日を好きなもので満たして生きるだけ。

いやいや思って働くよりも、好きな仕事をすればいい。
人生は一度だけ、日々が充実していればいい。

思いっきり生きることを見失っていたら、五感を刺激すればいい。
毎日を好きなことや好きなもので満たして生きる。

賀十つばさの本や夜ドラからの気づきです。

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