松浦弥太郎さんをご存知でしょうか。
2005年からの9年間、編集長として松浦弥太郎さんがキャリアを重ねました。
何の雑誌で編集長を務めたかといえば、『暮らしの手帖』です。
『暮らしの手帖』で培った"日々の暮らし"を切り口にしたにまつわる気づきやアイデアを、エッセイストとして伝えています。
松浦弥太郎仕事術
日々の暮らしを大切にしている松浦弥太郎さんは、どのような仕事観を持っているのでしょうね。松浦弥太郎仕事術という本が朝日新聞社から2010年3月に出版されました。
仕事をするのを鯉に例えています。
何を伝えたくて書いたのか、いよいよ滝を遡り始める時、登り続ける日々の中、知ったこと、学んだこと、大切なこと、発見したこと、感動したことをノートに書き続けてきました。
あらゆる困難な人に対して疑問をもつことだといいます。
特に彼の思いが伝わる文章があります。
鯉が龍になることを夢見て
どうしたら、滝を登れるのか
何が足らないのか
死ぬまで日々悩み考え続ける
さらに、松浦弥太郎仕事術にはどのようなことが書いていあるのか、目次をみてみましょう。
働くこと
仕事と暮らしを楽しむ
人と関わって働く
仕事のための思考と発想
時間に追われず、情報に流されず
自分のキャリアデザイン
仕事と暮らしを楽しむ。
仕事をしながら、暮らしも楽しむってすごいなあと感じませんか。
ある意味で仕事というよりも、人として大切なことかもしれません。
気持ちに余裕がないと、暮らしは楽しむことはできないですね。
松浦弥太郎さんは、休日であっても身だしなみには気を配っていらっしゃるそうです。
心に余裕は必要です。
そういう気持ちで仕事ができるといですね。
松浦弥太郎家族
松浦弥太郎さんは高校を中退しています。
中退後に渡米を繰り返していったそうです。
アメリカの書店文化に惹かれ、1996年にトラックを改造した書店「エムアンドカンパニーブックセラーズ」を開業しました。
こんなユニークな松浦弥太郎さんのご家族はどのような方だったのでしょうか。
「父は食べ物や旅行が大好きでした。
仕事でどこかへ行けば、家族のために大福やまんじゅうとか甘いお菓子を買って帰ってくる。
家族のためというよりは、自分で食べたいという気持ちもあったのでしょうね。
好奇心旺盛な人でした。」
「両親とも日曜日にはいろいろなところに連れて行ってくれました。
だから地下鉄の乗り方とかを覚えてしまって。」
「止められたことはなかったですね。
母は『何かあったら電話しなさい』と。
電話をしたことはありませんでしたが。
困ったら交番や親切な人に道を教えてもらったりしていました。
知らない街、自分が住んでいるエリア以外の場所を訪れて探検するのは、どきどきして楽しかった。
父に似て好奇心旺盛な子どもでした」
高校2年生で中退して渡米する決断をした時のご両親の反応はありましたか。
「アルバイトでためたお金で米国に渡ると決めたときも、両親は反対しませんでした。
今と違ってインターネットがない時代、両親も僕も海外に関する知識はなかった。
米国がどれだけ遠いか、海外で暮らすことがどれだけ大変か、想像できないようなスケールでした。
『飛行機に乗って海外に行ってみたい』というただそれだけの僕の好奇心に、父も母も共感していたと思います」
自分としては、「浅草の仲見世通りや上野のアメ横商店街に行くのと同じ感覚でした。
ただ距離が遠いだけ。子どもの頃の探検の延長線上に米国がありました」
つまりは、松浦弥太郎さん自身が決めたことについて、反対はなかったのでしょうか。
「反対は、両親ともありませんでした。
小学生のときから、『着るものから食べるものまで自分で決めなさい』と。
選択肢は与えてくれましたが、強制されることはなかったですね。
人生におけるどんな決断も『あなたが決めたことは応援する。決断を認めますよ』という後押しだけでした。
今振り返れば、感謝しています」
現在のご家族について質問をしました。
お母様の介護をしているようです。
「父は2015年に他界しました。
今は83歳の母の介護をしています。
若い頃は海外暮らしや仕事で、親に対して子どもらしいことはできていませんでした。
母はあまり介護で迷惑をかけないように、と思っているようですが、ようやく親子らしいことができていると思っています」
母親についてはこう述べています。
「僕を子どもというより、1人の人間として尊重してくれていました。
両親とも本当に優しい人です。
人への温かい優しさにあふれている。その優しさを尊敬しています」
86歳の母に聞いたことがあります。
「これまでの人生で、懐かしくてよく思い出す頃はいつか
答えは、子育てを始めた頃で、家族が家族になろうとしていた頃だと。
笑顔で目に涙を浮かべながら。
松浦弥太郎お勧め本
松浦弥太郎さんの著書でお勧めする本は、暮らしや生き方のヒントでしょうか。
大切に抱きしめたいお守りのことば
もし僕がいま25歳ならこんな50のやりたいことがある
伝わる力
センス入門
考え方のコツ
松浦弥太郎の新しいお金術
50歳からはこんな風に
今日もていねいに。暮らしのなかの工夫と発見ノート
いちからはじめる
しごとのきほんくらしのきほん100
くらしのきほん100の実践
松浦弥太郎とは
『暮しの手帖』編集長、文筆家、書店店主。
18歳で渡米。
アメリカの書店文化に魅かれ、帰国後、96年、東京・中目黒に「エム&カンパニーブックセラーズ」を開業。
2000年、トラックを改造し「エム&カンパニートラベリングブックセラーズ」をスタート。
日々の暮らしを大切にすることを伝え続けている松浦弥太郎さん。
元『暮らしの手帖』の編集長としてのキャリアをもち、現在は文筆家として活動している著者のエッセイ本は"今のままでいいのかな?"とふと思ったときに読みたい生き方のヒントがたくさん詰まっています。

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