バレンタインデーの贈りものとして、フランスから輸入されたチョコレートが販売されます。
それだけ、フランスのショコラティエが作るチョコレートは人気が高いです。
が、実はそもそもスペインの王女がフランスの王家に嫁いだ17世紀にもたらされたそうです。
しかも、最初はカカオの薬用効果を期待していたということらしいです。
そうはいっても、フランスを代表するチョコレートはフランスの中では、冬には独特の楽しみ方があるといいます。
それが、ホットショコラとなります。
ホットショコラ
日本チョコレート・ココア協会の発信によれば、
1615年スペイン王女アンヌ・ドートリッシュとルイ13世の結婚の王女からの贈り物の中に砕いて湯に溶き、砂糖を混ぜて飲むカカオの塊があり、フランス宮廷にチョコレートが普及する足掛かりになりにました。
18世紀後半には、マリー・アントワネット妃の薬剤師が固形チョコレートを開発し、フランス貴族や富裕層の間で人気を博しました。
この革新がフランスにおけるチョコレートの発展に大きく貢献しました。
フランスのチョコレートは、一流のショコラティエたちが最高の品質を追求し、高度な料理芸術のレベルに達しています。
小さな街にも、ショコラティエのショップがあります。
そして、冬になるとカフェスペースでホットショコラを愉しむことができたりします。
しかし、フランスでホットショコラが誕生した背景がありました。
フランスの冬は寒い…とにかく寒いのです。
寒い街中を歩き回り、カフェに入ると、無性に注文したくなるのみものは、ショコラショーです。外で冷えた身体を温めたいときに、ショコラショーを飲むと、不思議とぽかぽかと身体が温まってきます。
そして気持ちもどこかほっと一息。
寒いフランスには欠かせない冬の飲み物です。
例えば、フランスのパリと日本のある都市が緯度が近いと知られています。
パリは北緯48.8度、北海道の札幌は北緯43.1度に位置しています。
緯度だけを見れば、両者はほぼ同じような気候であっても不思議ではないはずです。
ショコラショーは、フランスでは子どもだけじゃなく大人も大好きな冬の飲み物。
寒さの身に沁みる冬にフランスのショコラショーで温まるのはいかがでしょうか。
ホットショコラとは
ホットショコラとは、温かいミルクにチョコレートを溶かして作る飲み物のこと。
一般的にはホットチョコレートと同じものを指し、フランス語では「ショコラ・ショー」と呼ばれています。
そんなショコラショーは、カフェによって味が全然違います。
カカオパウダーを溶かしただけのショコラショーを出す場合もあります。
チョコレートをホットミルクで溶かしたものにスパイスを入れたショコラショーを出すこともあります。
チョコレートを溶かして作ったショコラショーは味わいが全然違います。
どろっとした食感に、甘みの裏に霞むスパイスの香り。
作家・料理家の樋口直哉さんの解説です。
フランス人はわりとぬるい状態で提供します。
ホットチョコレートはしっかり温めたほうが個人的にはおいしいと思っているので、必要に応じて弱火で温め直します。
長時間加熱していると分離するリスクがあるので注意してください。
(これ、前にも書いたか)保存する時は表面に落としラップをして、冷ましてから冷蔵庫へ。
ホットショコラレシピ
パティスリーなどでは「ショコラショー」というフランス語で提供されていたりします。
このホットチョコレートもカカオを原材料としたドリンク。
チョコレートをベースに、お湯や温めた牛乳などと合わせて作られています。
「チョコレートを溶かす」手間が必要だったホットチョコレートは、最近は家庭でも楽しめるようにチョコレートをパウダー状にしたものを見かけることが増えてきました。
ここでは、いろいろなブランドのホットショコラレシピというか、ホットショコラを作る材料の分量をお伝えします。
おおよそが2人分です。
<株式会社明治レシピ>
明治ミルクチョコレート 1枚(50g)
明治おいしい牛乳 300cc
<富澤商店レシピ>
クーべルチュチョコレートダーク 25g
牛乳 100cc
砂糖(フジさくらんぼ印) 小さじ1
マシュマロ 適宜
<お口の恋人ロッテレシピ>
ガーナミルク 1枚(50g)
牛乳 160cc
<作家・料理家樋口直哉さん紹介レシピ>
チョコレート 50g
牛乳 200cc
水 50cc
グラニュー糖 15g
ココアパウダー 15g(ヴァンホーテン製)
※ピエール・エルメのルセットからのレシピだそうです。
<賀十つばささんのバニラなバカンスの世界観 レシピ>
牛乳 2カップ (約400ml)
無糖ココアパウダー 大さじ2
砂糖 大さじ2(可能であればバニラシュガー)
ダークチョコレート 50g程度
バニラエッセンスまたはバニラビーンズペースト 小さじ1/4
塩 ひとつまみ
※お好みでホイップクリームやマシュマロ、シナモンパウダーなど
ホットショコラとココアとの違い
ホットショコラのレシピをみるとチョコレートと牛乳が基本です。
一方、喫茶店や自宅でも親しまれているココア。
ホットショコラの材料となるチョコレートは、カカオ豆からココアバターを取り除くことはせずに作られます。
一方、ココアの原材料は、カカオ豆から作られるココアパウダー(カカオパウダー)です。
ココアパウダーとは、カカオ豆からココアバターと呼ばれる油分を抽出して取り除き、これを粉末にしたものです。
ココアバターが入ったチョコレートから作られるのがホットショコラ
ココアバターが入っていないココアパウダーから作られるのが、ココアとなります。
店頭などでよく見かけるココアのうち、純ココア(ピュアココア)はココアパウダーそのものです。
これに砂糖や脱脂粉乳など、その他の材料を調合したものは、調整ココアと呼ばれています。
砂糖などが添加されていない純ココアは、主にお菓子作りなどに使われることが多いです。
お湯や牛乳と混ぜることができる調整ココアは、自宅でココアドリンクなどを楽しむために使う人が多いようです。
ホットショコラ作り方
ここでの紹介レシピは1人分です。
色々なメーカーのレシピをみると、ダークチョコレートを使う場合には砂糖を加えます。
既製品のチョコレートを使う場合には、すでに砂糖がはいっているため、材料は板チョコレートと牛乳になります。
ホットチョコレートファンがいらっしゃるくらい、Minimal店舗でも人気の定番アイテムです。
カカオ、チョコレートの豊かな香りをしっかり楽しみながら、重たくならないオリジナルレシピです。
今回は店舗のレシピをそのままご紹介します。材料(1杯分)
チョコレート 20g
砂糖 5g
牛乳 100ml
水 20ml器具
手鍋
ヘラ
ブレンダー(無くてもOK)作り方
①牛乳と水を手鍋に入れて湯気が出るほどに温める(60℃前後)
牛乳が多いと濃厚に、水が多いとさっぱりとします。カカオの香りをしっかりと楽しみながら、飲み飽きないように水を入れるのがおすすめです。
②チョコレートと砂糖を①に溶かす
ヘラやブレンダーなどで細かく溶かしてください。
砂糖の量はお好みで変えてください。
今回はNUTTY系チョコレートでカカオ濃度70%の時のレシピです。③②をひと煮立ちさせたら出来上がり
ひと煮立ちさせて乳化させるのがポイントです。
ひと煮立ちによって濃厚で香り深いホットチョコレートになります。
ひと煮立ちの後、時間をかけるとよりトロトロになりますのでお好みのタイミングでお召し上がりください。Minimal Bean to Bar Chocolateサイトより抜粋
フランスでは、スパイスをいれることがあります。
シナモンパウダーやバニラエッセンスなしでも十分美味しいショコラショーになりますが、スパイスが入ると深みがでます。
例えば、ブラックペッパーやカルダモンがあげられます。
サンショウが入ったチョコレートを食べたことがありますが、サンショウもあいます。
チョコレートの量を増やせば、しっかりしたホットショコラになります。
バレンタインデーに自分のためにホットショコラを作ってみるのはいかがでしょうか。
フランスでは寒さ対策として、ホットショコラが人気があるそうです。
日本の場合は、ショウガやシナモンがからだを温めるというイメージがあります。
カカオも温めに役立つということなので、バレンタインデーのためだけではなく、ライフスタイルに取り入れてもいいですね。

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